東京大学運動会自動車部

University of Tokyo Automobile Club

 

Nissan FairladyZ TwinTurbo 2seat Normal-Roof 5MT CZ32

Pics

筑波サーキットへ行ってきました。 セミウェットで全然踏めず、3速までしか入りませんでしたが、 172km/h出ました。重いわりに意外とやりやがります。
インタークーラーはTRUST製の純正置換タイプで、コア厚10cm! 前置きタイプは、IC→オイルC→エアコン→ラヂと被せてしまい、余計冷えないらしいので、 純正置換をチョイスしました。(オートポリスFR最速車のZ32と同じタイプ) インタークーラーの真後ろにあり風が抜けるのを邪魔してたチャコールキャニスターと リザーバータンクは移設しました。 これにより、インタークーラーの前後は何も無し!ガン冷えのはず!(たぶん)

スペック

外装

  • 社外製HID
  • (abflug製 FRPバンパー)
  • abflug製 FRPサイドステップ
  • abflug製 9cm リアオーバーフェンダー
  • ORIGIN製 2cm フロントオーバーフェンダー
  • mission製 FRPボンネット
  • BOMEX製 リアスポイラー TYPE4

内装

  • RECARO製 フルバケットシート SP-G
  • (Sabelt製 4点式シートベルト)
  • BRIDE製 フルバケットシート
  • MOMO製 ステアリング モデル78

エンジンルーム

  • KOYO製 銅3層 5cm ラジエーター
  • TRUST製 アルミ3層 10cm インタークーラー
  • (APP製 オイルクーラー 20x30x5cm)
  • ハイキャスオイルライン全取っ払い
  • チャコールキャニスター、リザーバータンク移設
  • 追加インジェクター付き ワンオフパイピング

給排気

  • アペックス製 エアクリーナー
  • アペックス製 マフラー

駆動系

  • CUSCO製 機械式LSD 2way
  • ファイナル3.9(純正は3.6)

足回り

  • TEIN製 車高調整式ショックアブソーバー
  • ピロ アッパーマウント
  • ピロ アッパーリンク
  • ピロ テンションロッド
  • ピロ トラクションロッド
  • ピロ アッパーアーム
  • ハイキャスキャンセルロッド

ブレーキ

  • スミトモ製 BNR34金ブレンボキャリパー
  • 日産純正 324mmローター
  • Projectμ製 パッド TYPE HC+

タイヤ

  • フロント Z1 275/35R18 9.5J
  • リア Z1 275/35R18 9.5J
  • フロント A048 MH 285/30R18 10J
  • リア A048 MH 295/30R18 12J
()は現在作業中
ネット上にあまり情報が無かったので、偉そうにZ32を解説してみました(笑) Z32に興味がある方・検討している方!ぜひ参考にして下さい!

Z32の良い点。

カッコイイところ

日本車で三本の指に入ると思います! 個人的にはNSX、Z、RX-7です!

ハイパワーFR

大パワーでリアが暴れるのを、カウンターステアと アクセルワークで押さえ込むのは楽しいですよね! また、自分の手が前輪に繋がってるようなハンドリングもイイ!

Z32の悪い点。

はっきり言って遅い

めっちゃ重いので、ジムカーナやサーキット、峠ではほとんどのスポーツカーに負けてしまいます。

整備性悪すぎ

たぶん日本車で最も整備性が悪いと思います。エンジンルームには手が入りません。 例えば、タービン交換はエンジン降ろさないとできません。 そしてエンジン降ろしは、ミッション降ろさないとできません。

情報が入手しづらい

現在、スポーツ走行をしてるオーナーさんが少ないみたいで、情報が少ない。 ただバブル期にチューンが盛んだったみたいで、 シルビアやRX-7に比べると1/10くらいだが、意外とパーツは入手できる。

挙動がシビアすぎて運転が難しい

大きいイメージとは裏腹に、MR-Sと同じホイールベースしかない、 超ショートホイールベース(2シーター:2450mm 2by2:2550mm)。 その上、ハイキャスというモノのせいで限界挙動が掴みづらい。 すぐスピンしてしまいます。(ヘタなだけかも)

フロントヘビー

2シーターで55:45、2by2で53:47?と、並み居るFRの強豪勢(RX-7、S2000) と比べるとフロントヘビーです。

ここまで読めばお気付きと思いますが、競技走行が目的の場合、Z32はすすめられません(汗) いやそれでも、Z32が大好きだ!Z32が欲しいんだ! いや、もう買ってしまったんだ!! という熱い方はさらに下へGO!

グレード選択

では、中古車を買う前にグレード選択です。 グレードをあれこれ考えるのって楽しいですよね〜 ミッションはマニュアルがおススメです。オートマでドリフト、ジムカーナはかなり厳しいです。

イチオシのグレードは、 ターボ、2シーター、5MT、ノーマルルーフ、Version S です!

ターボを選択すると、ハイキャスキャンセル&ファイナル選択の為に NAのリアメンバーを投入したくなります。 NAを選択すると、アンダーパワーの為にターボ化したくなるそうです。 そこでVersion Sです。ターボなのにハイキャスがついてないのでベストです。 2by2は、挙動が安定していて、室内も広くTバールーフも高級感があります。 ただTバールーフから雨漏りしてしまうそうです。またボディ剛性が低く補強が必須です。 (2by2のノーマルルーフは存在しません。)

激しい走行をする場合は2シーターのノーマルルーフが良いと思います。 2by2に比べて、ホイールベースが短くなり、ガソリンタンクが後輪の前に移動するので、 ヨーモーメントが小さくなり、動きがクイックになります。 何より、剛性がアップするのがうれしいです。

こないだD1の日比野選手に乗っていただいたところ、上手にドリフトしてくださいました。 佐野選手も「思ってたほどむずくない」とのことでした。 調べてみるとZ32で大会で優勝してる方もいらっしゃる様ですので、 ドリフトできるみたいです!
もうZを買ってしまったぜ!という激アツな方は下を是非お読みください。

Z32固有のトラブル対策

おすすめ順です。

穴開きボンネット 中古1-2万円

Z32のエンジンルームの熱のこもりは最悪です。 また中古車は、ラジエターの効率が新車と比べかなり落ちているので、 町乗りでも、オーバーヒートしてしまいます。 そしてエンジンルームに熱がたまることによって、パーツがどんどん破壊されます。 これ以上被害を出さないため、すぐに穴開きに交換した方が良いです。 また水温対策として、厚さ5cmのアルミラジエーター(例:KOYO製、新品4万円)が欲しいです。 しかし風が抜けないと、アルミラジエターは冷えませんので、 純正が好きな人・外見を変えたくない人も、グッと我慢して 穴開きボンネットを入れることをおすすめします。 (後側に空気が抜ける形状が良いです) ちなみに、ジムカーナやドリフトみたいに風が入りにくい競技の場合、 銅5cmラジエーターの方が良いと思います。

ブレーキパッド 新品2-3万円

中古車を買ってくれば普通交換すると思いますが、ことZ32の場合は必須です。 純正のブレーキパッドは全く効きません。 強く踏んでもタイヤがロックしないのです。 町乗りレベルでも危険ですので、直ぐに社外品に交換してください!! 0-700℃や0-800℃対応のパッドがいいと思います。 小さいサーキットなら(1)パッド(2)ステンメッシュホースだけで随分マシだそうです。

ピロテンションロッド 新品5000円

構造上負担がかかるので、ブッシュが傷み易いです。 これが死んでると前輪が前後に数センチ動くそうです。 僕の場合、ハードブレーキで強くハンドルがとられました。 外したテンションロッドですが、見た目も触った感じも普通でした。 ですのでピロテンションロッドが良いかと思います。 キックバックが強くなり、ダイレクトなハンドリングになります。 嬉しいことに、日産車はほとんど共通のため、安く入手できます。

ピロ(フロント)アッパーリンク 新品20000円 中古5000-12000円

テンションロッドを交換して良くなった…と思っていたのですが、全然ダメ。 ナックルを手で叩いてみると前後に5mm揺れます! R32、Z32のフロントマルチリンクの有名な弱点だそうです…。 ピロアッパーリンクに交換後、ナックルは動かなくなりました。 R32用の調整式タイプなら流用できます。(非調整式は無理)

後期型パワートランジスタ 中古5000円

前期型は逝きやすいらしく、逝くと唐突にエンジンが止まるんだとか。 こないだシルビアで体験しました。運悪く手持ちしておらず、富士に車置いて帰りました。 いきなりエンストしたり、30分掛からなかったり、前から怪しい症状が出てました。 Zの場合、症状が出ずにいきなり逝くという体験談を良く聞きます。 後期型はトラブルが圧倒的に少ないらしいですが、後期型も壊れることがあるらしい。 つまり、日産オーナーはスペアを載せとくと良いでしょう。

アイドルエアーコントロールバルブ

うちのZは安定してるので触ったことありません。 Zに限らず、アイドリング不良なら怪しい部品。

水温センサー

古い車なので経年劣化してる可能性が高いです。 安いので交換しとくと良いかも?

チューン

ここまでくれば、 Z特有のリスクをかなり減らせたと思います。 次からやっとチューンのお話。

ハイキャスキャンセル

ハイキャスのせいでリアの挙動が解りづらいです。 いきなり動いたり、無駄に粘ったり…唐突に滑り出してしまいます。 こんなのでは攻めれないので、キャンセルがおススメです。

NA車のリアメンバーを投入すれば、完璧なハイキャスキャンセルができる上に、 デフが日産車共通のR200になり、沢山のファイナルから選択ができます。 メンバー、アーム、ナックル、デフ、ドラシャ、ペラシャ、が交換になると言われました。 (ナックルはブッシュ打ち替えでいける様な気がしますが…)

キャンセルロッドを投入する場合は、ボールジョイントが両側で4箇所も残るので、 トー変化を0にすることはできないそうです。またファイナルの選択が事実上できません。

悩んだ結果、キャンセルロッド+ボールジョイント新品+ピロアーム投入で済ませました。 ボールジョイントが残る以上、トー変化は0ではないと思いますが、リアの挙動が劇的に向上しました。

今回はずしたブッシュも、見た目も触りも普通でしたが大きな変化がありました。 まず、リアから鳴っていた異音がなくなりました。(ハッチバックの音だと思ってました) また、バンピーな道などで、グニャグニャというアライメント変化がなくなりました。 そして、前オーナーや先輩に”抜けてる”と指摘されてたショックが働く様になり、 ホイールスピンが腰に伝わってくる…などなど。 ピロ化がメカニカルグリップ向上にどれだけ効果があるか解りませんが、 インフォメーションは1000倍に増えました(笑) とても嬉しいです。走らせるのが楽しみです。 これだけ改善するなら、ガチでタイムアタックする人以外は 低予算で済むキャンセルロッドで良いかもしれないです…。

ハイキャスソレノイドバルブに入るオイルラインを、リザーバーに 直接入れて、オイルラインを殺しました。 ディーラー曰く、パワステポンプのベーンを外してメクラの方が良いそうです。 (ハイキャス無しのポンプ、タンク、ラインに付け替えるのも良いそうです。) メクラだけだと、いきなりステアが軽くなったり重くなったり、 パワステポンプの寿命低下やオイル漏れ等、不具合を良く聞きます。(R32やシルビア)

機械式LSD

サーキットのコーナーで、車に強い横Gが掛かった時、 イン側のタイヤは、ほとんど車の重量を受けてません。 この状態でアクセルを踏むとエンジンパワーを、 “イン側のタイヤを空転させる”のに使ってしまい、加速できません。 そこで、機械式LSDを入れて左右のタイヤの回転数差が出ないようにします。 そうすれば、パワーをアウト側のタイヤにも伝えれて、加速できます。 ターボ用(R230)もNA用(R200)も、中古で5万円くらいだと思います。

オイルクーラー

油温が上がると、油圧が下がり、エンジンブローしてしまいます。 日本向けのZ32は、北米向けのと比べオイルクーラーが小さいらしいです。 やっと購入しました。

ステアリングブッシュ ラックブッシュ

日産車は共通で、ステアブッシュとラックブッシュがひどい… インフォメーションも少ないし、ステアリングがグニャグニャと ダイレクト感に欠けます。 強化ラックブッシュとリジッドのステアブッシュに交換する予定です。

ブレーキ強化

真冬にも関わらず筑波サーキットでブレーキが2周しか持ちませんでした。 走行代が台無しですが、それどころか、車を壊せば凄まじい損害です。 リスクを考えると最も大事なチューンかもしれません。

前期ターボ車のアルミ製キャリパーは、熱ですぐ開くらしいです。 筑波の時はフェードでもベーパーロックでもなかったので、 前期ターボ車は必ず交換が必要と考えて良いと思います。 そもそも当時、国産最高のパワーと国産最高の車重なのに、 シルビアと同じ280mmローターで足りるはずも無いですよね。

ブレーキ強化の候補は、

  1. GT-R黒ブレンボ+324mm 約5万円(中古)
  2. GT-R黒ブレンボ+ブラケット+355mm 約10万円(中古+新品+新品)
  3. CKV36アケボノ+ブラケット+355mm 約15万円(新品+新品+新品)
  4. F50ブレンボ+ブラケット+355mm 約23万円(新品+新品+新品)
この4つが有名と思います。

Z32のキャリパー取付ネジはM12のためBNR34のブレンボ(M14)はポンでは付きません。 BNR32(Vスペック)、BCNR33(全車)のブレンボがポンで付きます。

一度GT-Rブレンボを付けてみて、まだ不足と感じたら ブラケットを購入して355mmにできるので、段階が踏めるので入れやすいかも。